看護師としての経験をもちながらも、様々な事情で離職していた方にとって看護師復職を目指すための自己PRは非常に重要な要素です。
この記事では、ブランクのある看護師さんに重要となる、自己PRを成功させるポイントをご紹介します。
これらのポイントを押さえることであなたの経験やスキルを最大限にアピールし、復職のチャンスを広げることができます。
この記事を最後まで読んでいただくことで、再び看護師として活躍するための自信を取り戻していただければ幸いです。
ブランク看護師、なぜ自己PRが重要?
看護師という職業は、技術や知識が常に更新される分野であり、患者の命を直接的に預かる重要な役割を果たしています。
このため、ブランク期間がある看護師が再び現場に復帰する際、雇用者やチームメンバーは、その人のスキルや知識に対する不安を感じることがあると思います。
そこで、過去の強みとなる実績や、ブランク期間中に努力してきたことなどをアピールすることによって
転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーに相談することで不安を払拭することができます。
ブランク看護師の自己PR3つのポイント
①過去の経験
☆過去にどのような医療現場で働いてきたか、どのような経験を積んできたのかを具体的にまとめる。過去の積み重ねてきた経験も大きなアピールポイントになります。
所属していた診療科、役職など、過去の経験から得たスキル、強みも洗い出していきます。
☆復職を考える中で、どのような研修や勉強をしてきたのかをアピールしていくこと。
【具体例】
☆急性期病棟で3年間働いていましたことで、緊急入院や急変の対応など、冷静な判断力と対応を身に着けました。
万が一の緊急事態にも適切な判断と行動で即戦力として働きたいと思います。
☆ブランク期間中に医療知識や技術を学ぶため、セミナーに参加してきました。特に〇〇の研修では最新の治療法や実践的なスキルを学んできました。
☆ブランク期間中にオンラインでの医療関連コースを受講しました。特に〇〇のトピックでは現場で役立てる内容となっており大変勉強になりました。
面接担当者は、過去の経験で得たスキル及び独学で努力をしてきたことを評価し、スキルの維持、向上させる意識が高いことを理解することができます。
②学び続ける姿勢
就職後も定期的な研修や学習を通じて、自分のスキルや知識を磨いていく姿勢を見せることも大切です。
看護技術だけではなく、コミュニケーション能力やチームワークを意識し、先輩たちに対しても自発的に学ぶ姿勢を見せていくことが重要です。
③忍耐力とセルフケア
看護師は重症度の高い患者や、認知症を患っている患者など、感情的に困難な状況にも適切に対応していくことが求められるため、忍耐力や自分自身の心のケアも大切になっていきます。
日常で行っているストレス発散方法などあれば、具体的に伝えていきましょう。
私も過去の面接で、ストレス発散について聞かれたことがあったので、日常生活でのセルフケアを意識しておくことも必要です。
ブランク看護師が注意していく長所や短所の伝え方
長所の伝え方
自己PRでは自分の長所(強み)を強調することも大事です。看護師としての特技や得意分野、人間関係の構築力など差別化できるポイントを明確にしましょう。
看護師としての経験が少ない場合は強みを感じられない場合があります。
その場合はチームワークやコミュニケーションを大切にする気持ちを伝えることが重要です。
患者やその家族、他の医療スタッフとの円滑なコミュニケーションは、効果的なケアの提供やチームワークの維持に不可欠です。
【具体例】
☆以前勤めていた療養病棟では、チームワークを良好に保つことで
☆ブランク期間中に、地域の健康センターや施設などでボランティアを行っていました。
この経験を通じて、コミュニケーション能力や周囲との関係構築のスキルを磨くことが出来ました。
短所の伝え方
ブランクのある看護師の自己PRで自身の短所を伝える際には、以下のポイントや方法を考慮するといいでしょう。
誠実に伝える:短所を隠すのではなく、正直に伝えることで信頼感を持たせることができます。
例えば、人見知りしてしまうところが短所だとしても、地域のボランティア活動や、子育てサークルに参加してきたなど、改善する努力をしてきたことなど添えれば、高く評価を得ることができます。
ブランクが短所と感じている場合:過去の経験やスキルを強調していくことや、ブランク期間中に努力してきたことを伝えていく。
【具体例】
☆数年のブランクがありますが、その間にオンライン講座で学ぶ努力をしてきました。
☆以前の実務経験で、培ったコミュニケーション能力やチームワークのスキルは変わっていません。
短所を伝えるうえで、仕事に支障が出てしまう内容は控える方がいいでしょう。
例えば
・優先順位が判断できない。
・時間にルーズ
・ミスが多くインシデントが多かった
・コミュニケーションが苦手
など、明らかに仕事に支障が出てしまうような短所はマイナスなイメージをもたれてしまいます。
まとめ
看護師として、適切なケアを提供することは非常に重要ですが、時には多忙になる場面や複雑な状況に直面し、適切なケアを提供することが難しく感じることがあるかもしれません。
そんな時に、お互いの信頼関係が大切になっていきます。
看護師として大切なことは、知識や技術だけではなく、思いやりや倫理観も重要となっていきます。
面接担当者からみれば、この人と一緒に仕事がしたい、この人ならいろいろ仕事を指導していきたいと思わせる人を採用していくものです。
たとえ経験が少ない潜在看護師さんでも、看護師復帰への情熱やチームの一員となって協力し合い、学びへの意欲があることを自信をもって伝えることが成功の秘訣となります。
ぜひ、いい職場と巡り合い、採用されることを願っています。